ダイヤトーンのニューミドルグレードスピーカー『DS-G500』について、その実力・魅力を検証している当企画。毎週お1人のインストーラーにご登場いただき、率直なご意見をお聞きしている。今週は神奈川県の人気ショップ、CAR-Fiの小金井さんにご協力願った。小金井さんは『DS-G500』をどのように評価しているのだろうか…。
まずは、前型モデルである『DS-G50』と、その後に登場した『DS-G20』についてお聞きした。
「『DS-G50』は、普通にしっかりと取り付ければ、低域から高域までバランス良く再生してくれる良いスピーカーでしたよね。エントリーグレードのスピーカーからステップアップしようと思っている方におすすめしてきました。『DS-G20』はとにかく音がキレイですし、コストパフォーマンスが高い。初めてスピーカー交換をしてみたいという方に提案させていただいています。期待を裏切らないスピーカーですよね」
さて、『DS-G500』についてはどうだろうか。メーカーデモカーなどでその音を聴き実力を把握していた小金井さんだが、最近、ユーザーのクルマに装着し、改めてじっくりと実力を確認できたとのことなので、その感想をお聞きした。
「ダイヤトーンサウンドナビ『NR-MZ60PREMI』でエントリーグレードのスピーカーを鳴らしていたお客様が、クルマを買い換えるタイミングでスピーカーもグレードアップさせたいとご来店されて。サウンドナビと相性の良い新しいスピーカーが出ましたよと『DS-G500』をおすすめしました。
装着して、お客様のシステムで改めて聴いてみて、その実力を再認識しましたね。『NR-MZ60PREMI』の内蔵アンプでスピーカーを鳴らし、それにパワードサブウーファーを組み合わせるシステムなのですが、現状、相当にレベルの高い音が聴けています。
とにかく情報量が多いんですよ。今回はサウンドナビのハーネスを“高純度銅7Nケーブル採用電源・スピーカーハーネス”に換え、さらにはキャパシターの追加装着も行ったのですが、それらにもしっかりと反応してくれています。
お店としては今後、いろいろとシステムアップをご提案していきたいところではあるのですが、今のままで不満に感じられることはないと思います。ぼく自身、これ以上のシステムアップは必要ないんじゃないかと思えるほどです(笑)。いや、何かすればもっとよくなることは間違いないのですが、そう思えてしまうほど、『DS-G500』の完成度は高いですね」
どのような方におすすめなのか、さらには、攻略法も聞いてみた。
「まずは『DS-G20』からのステップアップには、もうこれで決まりでしょう。他に候補が思い付かないです(笑)。そして『DS-G20』以外のエントリーグレードのスピーカーを使っていて、もう1ランク上のものに換えてみたいとお思いの方にも、『DS-G500』をおすすめしたいですね。音楽ジャンルも選びませんし、幅広い層に推薦できます。
攻略法はと言うと…。
こうしないといけない、ということはないですね。インナーバッフルで取り付けてもしっかり鳴ってくれますし、デッドニングを軽めに留めても十分な性能を発揮してくれるスピーカーだと思います。
ただ、手をかけるほどにさらなる実力を引き出せることも確かです。もっともおすすめしたいステップアップは、アウター化ですね。ドアの内張りを加工することになるのでハードルは低くはないですが、スピーカーから出る音をダイレクトに聴けるメリットは大きいです。性能が高いからこそ、それを十二分に堪能していただきたいと思うんですよ。
『DS-G500』は、先々まで楽しめるスピーカーだと思います。長く使っていただきたいですね」
いかがだったろうか。内蔵アンプとの組み合わせでも、十分な満足が得られるという『DS-G500』。エントリーグレードのスピーカーを使っている方は、まずはスピーカーのステップアップだけを、『DS-G500』をターゲットに検討してみてはいかだろうか。新たな感動が味わえるはずだ。ぜひ。