レクサスは10月28日、東京モーターショー15において、コンセプトカーの『LF-FC』を初公開した。
LF-FCは、将来のレクサスのフラッグシップカーをイメージしたコンセプトカー。車名の「LF」は、レクサスのコンセプトカーに共通するキーワードで、レクサス・フューチャーを意味。「FC」は、燃料電池車を示す。
すでに、燃料電池車の『MIRAI』(ミライ)を市販したトヨタ。レクサスLF-FCでは、MIRAIのノウハウを応用した上で、走りの楽しさも兼ね備えた燃料電池車を提案した。
燃料電池システムは、高出力のFCスタックとパワーコントロールユニットをエンジンコンパートメント内に配置。水素タンクをT字型に配置し、最適な前後重量配分を実現することで、優れた操舵応答性を確保した。
また、メイン駆動を後輪とし、前輪には、軽量かつ高出力のインホイールモーターを搭載した四輪駆動に。レクサスによると、前後輪の駆動力制御をきめ細かく行えるため、安全かつ高次元な操縦安定性を実現するという。