これまで大型2輪免許がなければ乗ることが許されなかったBMW モトラッド に、普通2輪免許でも乗れるモデルがついに登場する。
11月19日から22日までイタリアにて開幕する世界最大の二輪車展示会ミラノショー(EICMA)にて、BMW モトラッドは『G310R』という排気量313ccのライトウェイトスポーツを発表するというのだ。
新開発されたボア×ストローク80×62mmの水冷4ストDOHC4バルブ単気筒エンジンは、最高出力34HP/9500rpm、最大トルク28Nm/7500rpmを発揮。よく見るとエキパイがエンジン後方から伸びており、前方吸気・後方排気のレイアウトが導入されていることがわかる。
車重はわずかに158.5kg。スチールチューブラーフレームを骨格とした軽量かつコンパクトな車体には、フロント110/70R17、リア150/60R17の足まわりがセットされ、インナーチューブ径41mmの倒立式フロントフォークやアルミスイングアームによる軽快な走りが容易く想像できる。
上限400ccまでの普通二輪免許で乗れるカテゴリーに、BMW モトラッドがついに進出。ライバルにはヤマハ MT-03らがあるほか、外国車勢でもKTMが390デュークをリリース済み。日本導入・発売は未定だが、このクラスでのBMW モトラッドへの期待は以前からも大きかっただけに、注目を集めるだろう。
設計はドイツにて、生産はインドでおこなわれる模様だ。