クラリオンの米国法人は1月6日、米国ラスベガスで開幕したCES16において、初代アキュラ(ホンダ)『NSX』のフルレストア車を初公開した。
このNSXは、「アキュラNSXクラリオンビルド」と命名された、約半年のプロジェクトを経て完成。走行距離およそ37万kmを、ノートラブルで走り抜いた1991年式初代NSXを、フルレストア。それにとどまらず、21世紀のエレクトロニクスとして、クラリオンのフルデジタルサウンドを装備するなどのモディファイを施した。
クラリオン製のフルデジタルサウンドは、タッチパネル式のヘッドユニット、プロセッサー、デジタルツイーター、フルレンジスピーカー、デジタルサブウーハーなどで構成。迫力のサウンドを届ける。
さらに、クラリオンの「SurroundEye」も追加。これは、車体に装備された4つのカメラが、パノラマビューを可能にするシステム。運転中のドライバーが、車両の周囲を容易に確認できるようにした。
この他のモディファイ部分としては、ボディカラーをオリジナルのブラックから、ブルーメタリックに変更。エアロパーツも装備した。疲労が大きかった3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジン+5速MTは、後期型の3.2リットル+6速MTに換装。その上で、スーパーチャージャーを追加している。