メルセデス・ベンツ日本は2月9日、ミドルサイズSUV『GLC』を発売した。『GLK』後継モデルで、今回の改良を機に『Cクラス』のSUVという位置づけを明確に打ち出し、車名もGLCに変更した。
日本市場ではまず2リットル直列4気筒直噴ターボガソリンエンジンを搭載モデルから販売を開始する。価格は628万~745万円となっている。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日、都内で開いた発表会で「今後のモデルラインアップ展開は年内にプラグインハイブリッドモデルを導入し、クリーンディーゼルモデルも来年導入する」ことを明らかにした。
GLCの前身となるGLKは日本では3.5リットルV6ガソリンエンジンおよび左ハンドルのみの設定だったが、GLCはパワートレインが3種類に拡大、ハンドルも右仕様になっている。
ガソリンモデルは先代からダウンサイズすることになるが、上野社長は「燃費を約15%向上させながらも、最大トルクはほぼ同等の350Nmを確保している。SUVモデルにふさわしい力強い動力性能と静粛性、燃費という相反するメリットを高い次元で両立させている」と強調した。