千葉県の幕張メッセで11日から14日まで開催中の「ジャパンキャンピングカーショー2016」で、東海特装車が、トヨタ『ノア』をベースとした「Cross City Capsule」を出展した。
東海特装車はトヨタ車体の関連会社として、会社名の通り保冷車やコンテナ車、福祉車両やキャンピングカーなどの特装車両を製作している会社だ。キャンピングカーも製作しており、新たなジャンルを切り開くために開発したのが、今回出展した「Cross City Capsule」となる。
「街と街を繋いで、気ままにまち旅を楽しむ」をコンセプトに開発。ペットも一緒に旅をできるようにと専用ゲージも開発し、車内で一緒に旅を楽しめるようになっている。ノアをベースにしたのは、取り回しの良さや女性でも簡単に運転できるようにとのことだ。乗車定員が4名、就寝定員は2名となり2段ベッドにすることで、就寝スペースの確保と2人の適度な距離を確保するのにも役立っている。
下段にはペットゲージの収納スペースと荷物の収納スペースとなっている。新規に開発したセカンド&サードスペースは完全収納が可能で、大きな荷物を積むことも考えられている。リアゲート下には格納式テーブルも用意し、目的地に着いたらテーブルを広げティータイムを楽しむことも可能だ。
東海特装車技術部長の矢野登氏によると、「今までのキャンピングカーとは違い、都会的なシティユーザーに使ってもらえるようなキャンピングカーを目指しました。都会的で清潔感あるスタイルをデザインしました。反響もとても多くいただいているので、今回は参考出品ですが市販化も目指していきたいと思います」と語った。