新型アウディ『A4』は、輸入車だけではなく、日本車からもユーザーを確保していきたいという。
A4のユーザー像について、アウディジャパンマーケティング本部プロダクトマーケティングの田代友康氏は、「都会に住んでいて、街の中で過ごすことの多い方というイメージ」と話す。
代替えとしては、「『A6』、『A3』、A4といずれもあると思うが、現実的に価格が上がったので、特にクワトロに関してはA6からのダウンサイザーが多いのではないかと思っている」と話す。そのA6などが属するEセグメント市場について田代氏は、「BMW『5シリーズ』やメルセデスベンツ『Eクラス』などがモデル末期ということもあるかもしれないが、ユーザー数が減少し、マーケット自体がシュリンク。(年齢層も高くなりつつあることから)このサイズのクルマをユーザーはあまり求めていない傾向にある」と分析。
そこで、「ある程度年を召された50代の方で、全幅1850mmに限りなく近づいてはいるものの、このサイズのセダンで、落ち着いたデザインが好まれて購入されるだろう」と述べる。
そして、「輸入車だけではなく、日本車からも獲得していきたい。できれば3割ほど日本車から流入してくれれば」と語った。