イタリアのアルファロメオが3月1日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー16で初公開した改良新型『ジュリエッタ』。同車に、高性能グレードの「ヴェローチェ」が設定された。
ジュネーブモーターショー16で初公開されたジュリエッタは、2度目の改良が施されたモデル。外観は、フロントを中心にフェイスリフト。フロントグリルやバンパーのデザインを変更。とくに、グリルはメッシュデザイとなり、スポーティさを強調する。アルミホイールも新デザイン。室内は基本デザインを踏襲するが、素材の見直しで、質感を向上。車載インフォテインメントシステムの「Uconnect」は、最新版にアップデートされた。
そんな改良新型ジュリエッタの頂点に立つ高性能グレードが、ヴェローチェ。従来の「クアドリフォリオ・ヴェルデ」の後継グレードとなる。1967年、アルファロメオ『スパイダー』に設定されたヴェローチェの名前が、最新のジュリエッタにも冠された。
ジュリエッタのヴェローチェは、パワートレインにアルファロメオのリトルスーパーカー、『4C』譲りの排気量1750cc直噴直列4気筒ガソリンターボエンジンを採用。最大出力240hp/5750rpmを発生する。トランスミッションは、TCTと呼ばれるデュアルクラッチ。
足回りは、サスペンションを専用チューン。ブレーキはブレンボ製。スポーツバンパー、サイドスカート、レザー&アルカンターラシート、アルミペダル、スポーツステアリングホイール、カーボン調パネルなど、内外装もスポーティに演出されている。