メルセデス・ベンツ日本は3月14日、全面改良した『Cクラスクーペ』を発売した。1.6リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載した『C180 クーペ スポーツ』および『C180 クーペ スポーツ プラス』の設定で、価格はそれぞれ547万円、585万円となっている。
メルセデス・ベンツ日本マーケティング・コミュニケーション部の禰宜田謙一部長は同日、都内で開いた発表会で、新型Cクラスクーペについて「Aピラーより後ろはクーペ専用にデザインされていて、車高はセダンよりも25mm低く、Cd値は0.26とセグメント最高の数値となっている」と紹介した。ちなみに先代のCd値は0.27だった。
禰宜田部長は「Cクラスクーペは今回のフルモデルチェンジによりメルセデス最新のデザイン哲学“モダンラグジュアリー”を体現し、メルセデスのフラッグシップモデル『Sクラス クーペ』の流れをくむ、最新のメルセデスクーペの一員に生まれ変わった」と強調した。
具体的には「Aピラーより後ろはクーペ専用にデザインされている。全体のシルエットはメルセデスクーペの伝統的なプロポーションである流れるように美しいルーフラインと、力強いリアデザインとなっている。車高はセダンよりも25mm低く、地面をつかむような印象を与える。サイドを走るドロッピングラインはセダンよりも長く、リアのホイールアーチの後ろまで延長されている。サイドミラーもAピラーではなく『AMG GT』などのスポーツカーのようにドアに備えられている」と解説。
その上で「クーペ専用のデザインはエアロダイナミクスにも貢献している。Cd値は0.26とセグメント最高の数値となっている。風切音を低減し、室内の静粛性が高まり、燃費にも貢献する。シャーシはトレッドをワイド化し、サスペンションはクーペ専用のスポーティなダンパーセッティングを採用することによりダイナミックなドライビングをサポートする」とも付け加えた。