ドイツの高級車、メルセデスベンツは3月11日、『メルセデスAMG E 43 4MATIC』の概要を明らかにした。実車は3月23日、米国で開幕するニューヨークモーターショー16で初公開される。
同車は1月のデトロイトモーターショー16でデビューした新型『Eクラス セダン』の高性能なAMG版。新型Eクラス セダンのAMG版には、「63」が追加されると予想されるが、まずは「43」が先に登場した。
最近のメルセデスベンツに「AMG 43」が設定されたのは、『SLK』の大幅改良モデルの『SLC』、新型『Cクラスクーペ』、新型『Cクラス カブリオレ』に続いて、4車種目となる。
メルセデスAMG E 43 4MATICでは、先行3車と同じ3.0リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。ただし、大容量ターボチャージャーやブーストアップ、専用コンピュータなどにより、最大出力は34hp引き上げられ、401hp/6100rpmを獲得する。最大トルクは53kgmで変わっていない。
トランスミッションは9速の9Gトロニック。駆動方式は4WDの4 MATIC のAMGパフォーマンス仕様。0-100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れた性能を実現した。
内外装は、AMGらしいスポーティな演出。足回りは、ブレーキを強化した。「AIR BODY CONTROL」と呼ばれるエアサスペンションをベースにしたスポーツサスペンションが採用されている。