米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドは3月16日、新型『カマロ ZL1』の概要を明らかにした。実車は3月23日、米国で開幕するニューヨークモーターショー16で初公開される。
カマロ ZL1は、新型『カマロ』のサーキット走行にも対応した高性能グレード。先代カマロ ZL1は2011年2月、シカゴモーターショー11でデビュー。6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンをスーパーチャージャーで過給し、最大出力は580hp、最大トルクは76.9kgmを獲得。このスペックは当時、歴代カマロとして最強を誇っていた。
ニューヨークモーターショー16で初公開される新型カマロ ZL1では、エンジンのさらなるパワーアップを実施。「LT4」型6.2リットルV型8気筒スーパーチャージャーは、最大出力が640hp、最大トルクが88.5kgmまで引き上げられた。トランスミッションは6速MTが標準。オプションで、新開発の10速ATも選択できる。
外観は、専用のボンネットやバンパーが、アグレッシブな雰囲気を演出。ブレーキはブレンボ製。タイヤはグッドイヤーの「イーグルF1スーパーカー」で、サイズはフロント285/30ZR20、リアが305/30ZR20。サスペンションは、専用チューンのマグネティックライド。車両重量は先代比で、約90kg軽量化している。