今年2月におこなわれた記者会見で、ホンダの八郷隆弘社長が記者会見で「日本への導入も検討している」と日本発売をにおわせた新型『シビック』。昨年新型が発表され、北米ではカーオブザイヤーを獲得するなど人気と実力の高いモデルだ。
バンコクモーターショー16のホンダブースのメインはそんな新型シビックセダン。実質的なお披露目であり、ブース内には多くの新型シビックが展示されており、大々的に新型登場をアピールしていた。
タイにおいては『ジャズ(日本名:フィット)』などの大ヒットにより、従来よりも街中で見かける割合が減ったように思えるシビックだが、ホンダの主力モデルの1台であることに変わりはない。新型もバンコク近郊のアユタヤにある工場で現地生産され、数多くの販売規模が見込まれている。
バリエーションは1.8リットル自然吸気エンジンを搭載する「1.8E」と「1.8EL」、そして1.5リットルターボエンジンを搭載する「TURBO」と「TURBO RS」の4グレード。トランスミッションは全車CVTだ。タイで大人気のホンダアクセス製純正エアロ「Modulo(モデューロ)」もラインナップしている。
タイ仕様が新型シビックがすでに販売されている北米における仕様と大きく違うのは、ハンドル位置が日本と同じ右ハンドルであること。「販売するとしても2018年」ともいわれている日本での発売が待てないシビックファンは、タイから輸入してみるのはいかがだろうか? 都合のいいことにウインカーレバーも日本仕様同様に右側だ。
ただし、現地価格は86万9000バーツから119万9000バーツ(約280万円から390万円)と日本の感覚でも決して安くはないことは知っておいたほうがいいかもしれない。