今年1月のデトロイトモーターショー16でお披露目された新型『Eクラス』が目玉となっているバンコクモーターショーのメルセデスブース。
メルセデスベンツが絶大なブランド力を持つタイだけにプレスデーだけでなく一般公開でも大きな注目を集めていたが、実は日本人としてもこのEクラスはなんとも興味深い存在だ。なぜなら、これまで公開されていた左ハンドルではなく日本同様の右ハンドル仕様だからである。事実上の「右ハンドルワールドプレミア」だ。
タイの道路は左側通行なので走るクルマは日本同様に右ハンドル。たとえばランボルギーニのようなスーパーカーだってあたりまえのように右ハンドルである。そんな国でお披露目されるモデルだから、新型Eクラスだって当然ハンドル位置は右。ここタイでは、なんと日本よりも早く右ハンドル仕様が公開されてリリースされるのだ。
メルセデスベンツにおけるタイ仕様の重要度は高く、注目モデルの右ハンドル仕様の世界初公開の場に選ばれることも多い。日本よりも早いだけでなく、ドイツと同じ欧州内の右ハンドル試乗であるイギリスよりも早くリリースされることも珍しいことではない。
バンコクモーターショーのメルセデスブースでは、新型Eクラスのほか『GLS』そして『GLEクーペ』など日本ではまだ未発売の右ハンドルモデルが置かれている。