トライアンフは5月中旬発売予定の『タイガーエクスプローラーXRX』を本邦初公開した。
進化したエアロプロテクションを持つ車体に、138psを発揮する排気量1215ccの並列3気筒エンジンを搭載。油圧式トルクアシストクラッチを新たに採用し、ロングライドにおけるライダーの疲労を軽減する。
路面やスピード、乗り手の体重、そして積載量や地形に応じてダンピングとプリロードセッティングを自動制御するTSAS(トライアンフ・電子制御・セミアクティブ・サスペンションシステム)は、「オンロード」と「オフロード」をライダーが選択可能。さらに9段階で「コンフォート」から「スポーツ」までのレンジからチョイスできる。
新しい慣性測定ユニット(IMU)は、ピッチ量、垂直方向の加速度、ヨーイング量、横方向の加速度、ロール量、縦方向の加速度から連続的にバイクの姿勢や動作を検知し測定。
セントラルコントロールユニット(CCU)で計算処理し、TSASシステムにデータを供給することで、リアサスペンションのセッティングを連続的に最適化するのだ。
ライディングモードは、自分でプログラムできるものを含め5種類あり、走行中でも簡単かつ速やかに切り替え可能。ステップや着座位置は、オフロード走行時のスタンディングフォームも考慮し開発された。
税込み価格は225万円で、全国トライアンフ正規販売店にて5月中旬発売開始予定だ。
さらにトライアンフブースでは『スラクストンR』や『ボンネビルT120』といった話題のモデルも展示された。今週末におこなわれる東京モーターサイクルショーでも注目を集めそうだ。