英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーティンは4月15日、『ヴァンテージGT8』を欧州で発表した。
同車は、『V8ヴァンテージ』の軽量サーキット仕様。アストンマーティンは『V8ヴァンテージGTE』で、WEC(世界耐久選手権)に参戦中。このレーシングカーのノウハウを応用して、公道とサーキットの両方に対応したヴァンテージGT8が誕生している。
ベース車両のV8ヴァンテージに対して、ルーフをカーボンファイバー製に、サイドおよびリアサイドの窓ガラスをポリカーボネート製に、バッテリーをリチウムイオンに変更。さらに、チタン製エグゾースト、カーボンファイバー製スポーツシートおよびドアパネルを採用。100kgの軽量化を果たす。
レーシングカーのV8ヴァンテージGTEをモチーフにしたカーボンファイバー製の専用エアロパーツにより、エアロダイナミクス性能を向上。シャシーはサーキット走行にも対応したチューニング。タイヤはミシュランの「パイロットスポーツカップ2」を履く。
4.7リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、専用チューニングの結果、最大出力を10ps引き上げ、446psを獲得。トランスミッションは、6速MTまたはパドルシフト付きの7速「スポーツシフト」が選択できる。ヴァンテージGT8は、限定150台が生産される予定。英国ベース価格は、16万5000ポンド(約2550万円)と公表されている。