ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は4月22日、BMW『320i』などの燃料高圧レールに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『320i』『328i』『523i』『523iツーリング』『528i』『528iツーリング』『X1 xDrive 20i』『X3 xDrive 20i』『X3 xDrive 28i』『Z4 sDrive 20i』の10車種で、2011年8月11日~2012年8月11日に製造された計1万4678台。
燃料配管において、製造時の洗浄が不適切なため、配管表面に酸化皮膜が残留し、接着剤であるロウ材の接着が不良となっているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、燃料の圧力によって配管接続部および配管端部のロウ材に亀裂が発生し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。
改善措置として、燃料高圧レールを良品と交換する。
不具合は14件発生、事故は起きていない。市場からの不具合情報および国土交通省からの指摘により発見した。