ドイツの高級車メーカー、アウディは4月25日、中国で開幕した北京モーターショー16において、新型『TT RSクーペ』をワールドプレミアした。
同車は、新型アウディ『TTクーペ』の頂点に立つ高性能グレード。先代に用意されていた『TT RS』が、新型にも設定される。
先代TT RSは、直噴2.5リットル直列5気筒ガソリンターボの「TFSI」エンジンを搭載。最大出力340hp、最大トルク45.9kgmを発生。最大トルクは1600-5300rpmの幅広い領域で発生するフラットな特性を備えていた。
これに対して、新型TT RSクーペも、直噴2.5リットル直列5気筒ガソリンターボTFSIエンジンを継続。ただし、大幅に出力が引き上げられ、最大出力は400hp、最大トルクは48.9kgmを獲得する。先代比で、60hp、3kgmの強化となる。
駆動方式はフルタイム4WDの「クワトロ」。新型TT RSクーペには、最新のトラクションコントロールが装備され、0-100km/h加速は3.7秒で駆け抜ける。これは先代の4.6秒に対して、1秒近い短縮となる。