ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは4月25日、『718ケイマン』を欧州で発表した。
同車は、ポルシェのミッドシップクーペ、『ケイマン』の大幅改良モデル。大幅改良を機に、車名を718ケイマンに一新した。これは、3月のジュネーブモーターショー16で初公開された『718ボクスター』に続く形。
車名の「718」とは、著名な自動車レースで多くのサクセスストーリーを生んだ、1957年に活躍した画期的なスポーツカー、『718』に由来。伝説のポルシェ『550スパイダー』の後継車として登場した718は、数々のレースで栄冠を手にしている。
718ケイマンも718ボクスター同様、新開発の水平対向4気筒ガソリンエンジンを搭載。従来の水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンから、4気筒にダウンサイズ。ターボで過給して、パワーと環境性能を両立させた。
ベースグレードの「718ケイマン」には、2.0リットル水平対向4気筒ガソリンターボを搭載。最大出力300hpを獲得する。高性能な「718ケイマンS」は、2.5リットル水平対向4気筒ガソリンターボを積む。最大出力は350hpを引き出す。
外観は、ヘッドライトやバンパー、サイドスカート、テールランプなどを変更して、イメージを一新。室内は、ダッシュボードのデザインが見直され、新デザインのステアリングホイールが採用された。
また、ブレーキをアップグレード。718ケイマンには従来の「ケイマンS」用が、718ケイマンSには「911カレラ」用が奢られている。