イタリアのアルファロメオは4月19日、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のイタリア・カッシーノ工場において、新型『ジュリア』の量産を開始した。
新型ジュリアは2015年6月、イタリアで初公開。ジュリアといえば、1962年に誕生したアルファロメオの名車。小型の4ドアスポーツセダンで、1977年までの15年間に渡って、生産された。
アルファロメオがおよそ40年ぶりに復活させたジュリアは、生粋のスポーツセダンを目指して開発。そのハイライトは、アルファロメオが属するFCA傘下(当時)のスーパーカーメーカー、フェラーリがチューンしたエンジンにある。
フェラーリチューンのエンジンが載るのは、最上級の「クアドリフォリオ」グレード。V型6気筒ガソリンターボエンジンは、2.9リットルの排気量で、2個のターボで過給され、最大出力510hpを引き出す。このパワフルなエンジンのおかげで、0-100km/h加速3.9秒のパフォーマンスを実現した。
4月19日、FCAのイタリア・カッシーノ工場から、新型ジュリアの量産第1号車がラインオフ。グレーのボディカラーの1台の出荷を、カッシーノ工場の従業員が祝福している。