欧米の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)。同社がグーグル(Google)と、自動運転車の分野で提携する可能性が出てきた。
これは4月28日、米国の『ウォール・ストリート・ジャーナル』誌の電子版が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報を元に、「FCAとグーグルが、自動運転車のテクノロジーの分野で提携交渉中」と伝えている。
グーグルは、自動運転車の早期実用化を目指して、研究開発を推進している。しかし、自動運転車の生産に関しては、自動車メーカーと手を組む方針と見られる。
一方、フィアットとクライスラーの合併で誕生したFCAは、米国ビッグ2のGMとフォードモーター、欧州のダイムラーやフォルクスワーゲングループと比較すると、自動運転車の開発に出遅れ感がある。
FCAを率いるセルジオ・マルキオンネCEOは、他社との提携に積極的な姿勢。果たして、FCAとグーグルの提携は、実現するか。