5月12日、三菱自動車との資本提携を発表した日産自動車。燃費データ不正により、創業以来の危機に瀕している三菱自動車に、日産が救いの手を差し伸べた形となった。
日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEOは、今回の資本提携に際して、「日産は課題に直面している三菱自動車を支援していく」とコメント。
今回の燃費データを巡る不正は、開発力や資金面で大手自動車メーカーに劣る三菱自動車が、燃費競争での出遅れに焦り、不正に手を染めたとの見方が有力。
今後、三菱自動車は日産の傘下で、経営体制の抜本的な改革と、顧客に対する信頼回復を図っていくことになる。