ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは5月12日、『911RSR』の後継モデルの開発テストを開始した、と発表した。
911RSRは、ポルシェ『911』をベースにしたレーシングカー。2015年、世界のGTレースで成功を収めた。ポルシェは2017年、現行911RSRの後継モデルを、世界のモータースポーツに投入する計画。
デビュー戦は2017年1月、米国で開催される「デイトナ24時間」を予定。ポルシェモータースポーツのFrank-Steffen Walliser代表は、「24時間耐久レースで、新型マシンをデビューさせるのは、大きな挑戦。しかし我々は、スケジュール通りに進めていく」と語る。
ポルシェは今回、911RSRの後継モデルの開発テストを、ドイツ・ヴァイザッハで開始。ポルシェの複数のワークスドライバーが、ステアリングホイールを握った。
Marco Ujhasiプロジェクトマネージャーは、「最初の開発テストで、複数のドライバーが乗り込むのは、異例なこと。しかし、全てのドライバーが、新型マシンの開発に携わることになる」とコメントしている。