米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズが3月31日(日本時間4月1日)、米国で発表した新型EV、『モデル3』。同車の先行予約に、キャンセルが出ていることが分かった。
これは5月18日、テスラモーターズが明らかにしたもの。「モデル3の先行予約のうち、およそ8000件を顧客がキャンセル。また、およそ4200件の先行予約は、重複していたため、テスラモーターズが取り消した」と発表している。
モデル3は、標準的なモデルが0-96km/h加速6秒以内。1回の充電での航続可能距離は、346km以上。米国ベース価格は、3万5000ドル(約385万円)と公表された。
この価格は、上級EV『モデルS』の半額以下。それだけに、2017年終盤の生産開始を前に、顧客のモデル3に対する関心は高く、先行予約が発表3週間で40万台に迫る勢いだった。
テスラモーターズによると、今回のキャンセル分を反映させた5月15日時点での先行予約の総数は、およそ37万3000件。テスラモーターズは、「全く広告宣伝を行わず、これだけの先行予約を獲得した」とコメントしている。