ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェが6月末、ドイツ・ベルリンでワールドプレミアした新型『パナメーラ』。新世代のV6ツインターボエンジンの詳細も公表されている。
新型「パナメーラ4S」グレードの直噴2.9リッターV型6気筒ツインターボエンジンは、先代(初代)の3.0リットル(2997cc)V型6気筒ガソリンツインターボに対して、排気量を2894ccと、若干ダウンサイズ。
それでいて、新型パナメーラ4Sは、最大出力440ps/5650rpm、最大トルク56.1kgm/1750-5500rpmを獲得。排気量を縮小しながら、最大出力は20ps、最大トルクは3.1kgm、先代を上回る。
パナメーラ4Sの6気筒エンジンも、「パナメーラターボ」のV型8気筒同様、燃焼室の中心にダイレクト フューエル インジェクションを配置。これにより、最適な燃焼、最高の効率性、そして非常に優れたエンジンレスポンスを実現した。
駆動方式はフルタイム4WD、トランスミッションは、新開発の8速PDK。新型パナメーラ4Sの動力性能は、0-100 km/h加速が4.4秒(スポーツクロノ仕様車は4.2秒)と、先代の4.8秒から短縮。最高速は289 km/hと、先代の286km/hよりも伸びている。
また、新型エンジンは、環境性能の高さが特徴。新型パナメーラ4Sの欧州複合モード燃費は、12.2-12.3km/リットル。CO2排出量は184-186g/km。先代比で11%の改善を達成している。