メルセデス・ベンツ日本は7月27日、全面改良した『Eクラス』を発売した。車線表示のない道路でも先行車に自動追従するなど新たな安全運転支援技術を盛り込んだのが特徴。価格は675万~988万円。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日、東京・元赤坂にある迎賓館の前庭を使って開いた発表会で「新型Eクラスは未来的な安全増備だけでなく、数々の革新的な技術が採用されている。効率の高い4気筒エンジンにターボを組み合わせ、さらに9速オートマチックトランスミッションを導入し、最適な動力を効率的に確保している。クラストップレベルの省燃費による環境性能も実現しており、新世代のスタンダードとなっていくだろう」と紹介。
日本で発売される新型Eクラスは、3.5リットルV型6気筒直噴ターボガソリンエンジン搭載の「E400」を除き、ガソリン、ディーゼルともに2リットル直列4気筒直噴ターボとなっている。
また上野社長は「ボディはアルミニウム素材を積極的に採用し、従来のモデルより約50kgの軽量化を図りつつ、高いボディ剛性も達成し、卓越した走行性、快適性を実現することに成功した。エンジン、ボディ全体でベストバランスが追求された車となっている」と述べた。
さらに「世界で初めてタッチコントロールボタンがステアリングに組み込まれており、ステアリングから手を離すことなく、インフォメーション、エンターテイメントの全機能を直感的に、かつ合理的に操作することが可能になった。従来通り音声認識やコマンドコントローラー、タッチパッドでも操作が可能であり、ドライバーと車が自由にコミュニケーションすることが可能になっている」とも付け加えた。