五輪が始まり、ブラジル・リオデジャネイロは盛り上がりを見せている。街中で五輪を感じさせるものは多くないが、競技場が複数あるバーラ・オリンピック・パークは違う。
まるでテーマパークのように撮影スポットが点在する。観客たちは各競技を観戦することはもちろんだが、五輪という一大イベントを楽しむためにカメラのシャッターを切る。
その象徴が五輪マークでの記念撮影だろう。スマートフォンが普及したこともあり、家族やカップルでセルフィー(自撮り)する人々が後を絶たない。
「写真を撮ってもらえますか?」と誰かに頼むことなく、セルフィーする姿からは時代の流れを感じずにはいられない。2000年シドニー五輪のころは「セルフィー」という文化はまだなかった。4年に一度の五輪は、観客たちの楽しみ方も回を重ねるごとに進化している。
誰かに頼ることなく、ふたりだけの時間に浸り思い出を残すカップルの姿も多かった。