ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェが9月29日、フランスで開幕するパリモーターショー16で初公開する『パナメーラ4 Eハイブリッド』。PHVパワートレインには、スーパーカー『918スパイダー』の技術が導入される。
パナメーラ4 Eハイブリッドでは、このセグメントでは見られなかったハイブリッドコンセプトを採用。それは918スパイダーをベースとした考え方。トータルパワー887psの918スパイダーは、ニュルブルクリンク北コースにおいて、市販車最速タイム6分57秒を達成。この偉業を成し遂げた要因のひとつは、2つのモーターの追加パワーにあった。
パナメーラ4 Eハイブリッドは918スパイダーと同様、モーターの136psのパワーと40.8kgmのトルクは、ドライバーがアクセルペダルに触れると、すぐに引き出される設定とした。
先代モデルでは、モーターの追加パワーを引き出すためには、ペダルを80%以上踏み込む必要があった。しかし新型では、モーターとガソリンエンジンが最初から完璧な調和を取りながら連動するようにセッティングされている。
918スパイダーと同様、ドライバーはいつでも追加のパワーを得るために、モーターを利用できる。ポルシェは、「これにより、新しい2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンのパフォーマンスと相まって、モーターとターボチャージャーをベースにした圧倒的ブーストが可能になった」とコメントしている。