英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーティンは11月16日、新型『ヴァンキッシュS』を発表した。
新型ヴァンキッシュS の最大の特徴は、自然吸気の6.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンの強化。インテークシステムに改良が施され、吸気効率が高まった結果、最大出力が573psから600psに、27ps引き上げられた。
大型化されたインテークマニホールドによって、高回転域における空気の吸気量を増加させることが可能に。レッドゾーンまでまったくパワーが途切れることのない、力強いパワーフィールを生み出す。さらに鋭いスロットルレスポンスも実現する。
パワーアップに合わせて、8速の「タッチトロニック」トランスミッションを改良。より素早いギヤシフトに加え、いっそう精密でレスポンスに優れたシフトフィールを実現するために、低速時の洗練性が高められた。
また、サスペンションは、ダンパーの設定、スプリングレート、アンチロールバーのブッシュも再調整。アストンマーティンは、「しなやかな乗り心地を犠牲にすることなく、よりスポーティでダイレクトなハンドリングを実現した」とコメントしている。