マツダは11月16日(日本時間11月17日未明)、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー16において、新型レーシングカー、マツダ『RT24-P』を初公開した。
同車は、2017年シーズンの「IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権」に参戦するために開発されたレーシングカー。同レースのプロトタイプクラスに投入される。
車名のRT24-Pとは、マツダが北米でレーシングドライバーを育成する「ロード・トゥ・24」プログラムに由来。「P」はプロトタイプを指す。また「24」には、排気量2.0リットルの4気筒エンジンを積むという意味も込められた。
その2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、マツダ「MZ-2.0T」型と呼ばれ、AER(アドバンスド・エンジン・リサーチ)社と共同開発。レース専用のチューニングが施されており、最大出力はおよそ600hpを引き出す。
RT24-Pの外観には、マツダが市販車に採用している「魂動」デザインを導入。北米マツダのモータースポーツ部門、ジョン・ドゥーナン代表は、「マツダのデザイン言語を反映させた新型レーシングカーを、マツダのモータースポーツプログラムの最高峰に投入できるのは、意義深いこと」とコメントしている。