米国カリフォルニア・ロサンゼルスで開催中のホンダ『レブル500』と同『レブル300』のメディア向け試乗会。
ニューモデルの試乗会といえば、いつもならハイウェイをスッ飛ばし、郊外のワインディングへ出掛けて、終始ハイペースで限界性能ギリギリのところを試しつつ、そのバイクの持つ性能を「あぁだ、こうだぁ」と言うところだが、今回はそうじゃない。
新型レブルに乗ったジャーナリストらはロス市内をノンビリ流しつつ、設定されたいくつかのチェックポイントを通過。スタート地点となるベニスビーチ沿いのホテルに戻るという、じつに自由気ままな試乗コースが用意されている。
ライディングだけに限れば2時間ほどで回って来られてしまう設定コースを、ランチブレイクを含め夕方までに帰ってくればいいのだが、このレブルには丁度いい。
まさにストリートを流すにはうってつけのバイクで、気になるカフェやお店があったらすぐにストップできるし、細い路地にもスイスイ入っていける。
チェックポイントがまた面白い。まず「Lucky Wheels Garage」に立ち寄った。日本では充分に広い敷地面積だが、こちらでは「これぞLAスタイルのガレージ」と言わんばかりのこぢんまりとしたショップ。西海岸発のカスタムトレンドは、こういうところから生まれているのだ。
カスタムビルダーのエディンストンさんにとって、新型レブルはどう映るのか気になったから聞いてみると「スーパークールだぜ! なんだよ、この丸いスイングアームは?」とのこと。
そう、新型『レブル500』と『レブル300』のスイングアームは丸くて、目をひく。開発陣がこだわったポイントのひとつだ。
そもそもホンダ・レブルは1985年から発売され、日本ではすでに絶版となっていたが、こちらでは昨年まで売られていて、カスタムベースとしても定番のバイクだった。生まれ変わったレブルも、こういったガレージでがんがんカスタムされていくのだろう。
協力:ホンダ(試乗会)