メルセデスベンツ『Aクラス』次期型のプロトタイプを捉えた。偽装も軽く、露出したシルエットからは、丸みを帯び、低くワイドなデザインのノーズが確認出来る。しかもこの車両、ただのAクラスではない。極端に低められた車高に大径ホイール、そしてツインエギゾースト…そう、このプロトタイプの正体は、ハイパフォーマンスモデルの『AMG A45』だ。
現行モデルは、最高出力381psを発揮する2リットル直列4気筒エンジンを搭載し、0-100km/h加速はポルシェ『911』並の4.5秒のハイパフォーマンスを持つが、次期型ではそれを凌駕するスペックが期待出来そうだ。
次期型で噂されるパワーユニットは、9速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わされる2リットル直列4気筒ターボエンジンで、最高出力は初の400ps超えが確実。420psとも伝えられている。0-100km/h加速は4.3秒と、もはや完全にスーパーカーの域だ。
進化するのは、心臓部だけではない。ルノー日産アライアンスと共有する「MFA2」プラットフォームを採用したボディは、ホイールベースを延長し居住空間をアップ。低いロングノーズによりこれまでで最もスポーティなシルエットとなる。
現在多数の開発モデルをかかえるメルセデスは、投入スケジュールが押している。ノーマルのAクラス次期型が2018年デビュー、AMG A45は2019年のワールドプレミアとなりそうだ。