ルノー日産三菱アライアンスは、ジュネーブモーターショー2018において、ダイムラーと共同開発した新型直噴1.3リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを発表した。
このエンジンの特徴が、日産『GT-R』の「ミラーボアコーティング」技術の採用。ミラーボアコーティングは、エンジン内部の抵抗を減らすことによって、エンジンの効率を上げるテクノロジー。
ミラーボアコーティングは、溶かした鉄をシリンダーボア内部に吹き付ける技術。シリンダーボア内部の壁に鉄の膜を作り、この膜を鏡面仕上げにすることで、ピストンが動く時の抵抗を大幅に低減させる。
新型直噴1.3リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンの最大出力は115hp、130hp、140hp、160hpの4種類。ルノーによると、運転する楽しさを大幅に引き上げながら、燃費やCO2性能も向上させているという。
なお、ルノーはこの新エンジンを、まずは2018年内に発売する『セニック』と『キャプチャー』に搭載する、としている。