ポルシェは、ミドルクラスSUV『カイエン』(Porsche Cayenne)の改良新型を発表した。
改良新型カイエンには、新しいフロントマスクを採用した。新設計されたバンパーやボンネット、マトリックス LEDヘッドライト、アーチ型になったフェンダーを組み合わせた新しいフロントマスクが、ワイドさを強調する。リアには、立体的にデザインされたテールライトや、ナンバープレートホルダー一体のバンパーを装備した。ボディカラーには3種類の新色を設定する。アルミホイールは、 20~22インチを用意している。マトリクスLEDヘッドライトが標準装備された。
新しいコックピットは、EVスポーツ『タイカン』の要素を取り入れたものだ。メーターパネルは、完全にデジタル化されたフリースタンディングデザインの12.6インチ曲面ディスプレイとなり、フードカバーを不要とした。メーターパネルの表示内容は、装備レベルに応じて最大7種類用意され、ドライバーはその中から選ぶ。
「カイエンS」グレードでは、従来のV型6気筒ガソリンエンジンに代わり、ポルシェが開発した4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンが、リファインされて搭載される。最大出力は従来よりも34psプラスの474ps、最大トルクは5.1kgmプラスの61.2kgmを引き出す。トランスミッションは8速ティプトロニックS。0~100km/h加速4.7秒、最高速273km/hの性能を発揮する。