美しさと機能美を兼ね備えたレイズのプレミアムブランド「HOMURA(ホムラ)」。ミニバンやセダン、SUVに対して高いデザイン性をアピールしてきたホムラのトヨタ『ハイエース』適合モデル「2x9L-RA」が用意されたので注目した。
新しいスタイルが実現できる! 待望のハイエース適合モデル登場

足もとを華麗にかつスポーティに彩ることができるデザインを込めるレイズのホムラ。コンサバティブなメッシュデザインを基本として、ミニバンやSUV、ステーションワゴンやセダンなどのフォルムを上質にグレードアップするホイールとして人気を集める。そんなホムラが1BOXの雄であるハイエースに適合する、新カテゴリーとなるモデルとして送り出したのが「2x9L-RA」だ。

ハイエースに適合させる上でホイール設計にはいくつものハードルがある。6穴である点、さらにはラージP.C.D.(P.C.D.=139.7)であることも設計に影響を及ぼす。さらにインセットが厳しくホイールの奥行きや立体感を出すことが難しい点も独特だろう。しかしホムラではそんなハイエースの足もとを徹底研究し、ホムラらしいフォルムを備えたハイエース適合ホイールを完成させた。

デザインを見ると、まずは印象的なリムありのデザインが目に飛び込んで来るだろう。ホムラの中にあってRAのネーミングを備えたモデルではリムを持つデザインを投入しているが、こちらの2x9L-RAにもリムをしっかりと確保したデザインを採用している。これはサイドボディが広く大きい1BOX形状のハイエースに対して、ホイールの存在感を引き出すためには、しっかりとリムを備えた立体感が大切だと考えたから。

しかもリムとディスクとの間にはいったん大きく落とし込んで、ディスク面を持ち上げるという段差を持たせた構造を採っているのも見どころ。これはインセットが厳しい(ハイオフセット/このモデルはIN38)ハイエースではホイールの奥行き確保が難しいためリバースリムを採用。ディスクまわりにあえて凹凸を設けることで抑揚を表現し、ホイールに奥行き感を表現しているのだ。
平面が多いハイエースのサイドボディの中にあって、ホイール部分は唯一のアピールポイントになる。そこに奥行きを持たせたデザインを投入することは大きな意味があるのは装着写真を見れば一目瞭然だろう。

さらにセンターパートも大きな見どころだ。6穴/ラージP.C.D.対応のホイールは、どうしてもセンターパートが大きくボリューミーになりがち。しかしスタイリッシュにハイエースをドレスアップするには、ガチガチの4WDホイールのようなゴツいセンターパートは似合わない。
そこで2x9L-RAではシンプルでディスク面とのつながりを感じさせるセンターまわりをデザインし、6穴のボルト穴を内包させている。このセンスもホムラならではだろう。
重さを感じさせずに奥行きを演出しながら伸びやかに見せるデザイン

さらにセンターキャップにもこだわった。トータルデザインで見せるのが身上のホムラは、センターキャップのデザインにも徹底して力を入れている。このモデルにもグラデーションセンターキャップを採用。銘板に浮き上がる“RAYS”の文字が高級感を漂わせる。

基本となる2×9のクロススポークデザインは、まさにホムラらしさを表現するデザイン。17インチ/18インチの設定に加えてディスク外周を落とし込んだことでスポーク長は限られているものの、伸びやかに見せるデザインはさすがホムラと思わせる部分。
また、スポークはあえてコンケーブさせること無くフラットなフェイスデザインとしているのも見どころ。こうすることセンターパートとの段差を感じさせないのも隠れたデザインポイントのひとつになっているのだ。

細部のデザイン処理でも見どころ満載だ。リムフランジ部分に施されているのがRALC(レイズ・アラウンド・リップ・コンセプト)と呼ばれるもの。レイズの特許技術であるA.M.T.によってマシニング処理されたロゴをレイアウト、外周部にアイキャッチを置くデザインと高品質を強調するデザイン処理とした。

1BOX(ハイエース)という新たなカテゴリーへの挑戦をはじめた「ホムラ」。その第1弾として登場したのが「2x9L-RA」だ。伝統のクロスポークを採用しつつ、リムや段差を設けたディスク面など、独自の処理を加えることでハイエースをより美しく上質に見せる工夫を凝らした。働くクルマの足もとを輝かせる、ホムラの新カテゴリーに注目だ。
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