レイズのプレミアムブランド「HOMURA(ホムラ)」で、王道のデザインを突き進んできた「2×9」シリーズ。そんな2×9から新たなスタンダードとして誕生したのが「2×9R」だ。現代流の2×9とはなにか?その詳細を幅広い車種マッチングとともにご紹介する。
突き詰めた“クロススポークデザイン”がクルマに流麗さと高級感を演出
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クロススポークデザインを究めてきたホムラブランド。メッシュスタイルを基本としたコンサバティブなフォルムはクルマをより流麗にスポーティに見せる効果を発揮する。そんなテーマの元、歴代のモデルは設計・デザインされてきた。なかでも王道のデザインとなっているのが2×9のスタイリングで、9本のクロススポークを備えたデザインはバランスの良さや華麗さでも際立つことからもホムラの定番モデルとして長く君臨しているのだ。そんな2×9のニュースタンダードとして同ブランドが提案してきたのが2×9Rだ。次世代のホムラの旗手としての役割を担う同モデル、クルマの進化・変遷に合わせた最新デザインが込められたので見ていくこととしよう。
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デザインのキーワードになったのはスクエアやエッジといった“角”を強調したデザイン。近年のクルマの外装デザインの傾向のひとつに、角張ったフォルムがある。エッジやシャープな面を強調したデザインを備えたクルマが増えていることを察知した同ブランドでは、現代のクルマに合わせる意味からも2×9を進化させてきたのだ。
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見どころとなるのはスポークエンドに設けられた“ヒレ”や“水かき”を思わせる個性的な造形だ。リムとの接合部分を見るとエッジを立てた多面&シャープなデザインが込められているのがわかる。ここをホムラではスクエア×ヘキサゴンと呼び2×9Rらしさを表現するポイントとうたっている。一見すると“ヒレ”のようなデザインで、ホイールの外周にアイキャッチを設けるこのデザイン、いくつものプレスラインや多角形の形状を込めることで狙いであった角デザインを表現しているのだ。
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さらにこのスクエア×ヘキサゴンによるヒレデザインはクロススポークとの合わせ技でもうひとつの表情を見せる。それがY字に分かれたスポーク先端部分のヌケ形状だ。ここを正面から見ると通常だと三角形のウィンドウ形状になるのだが、リムエンド部分にヒレ状の造形があるため5角形のそれとなる。これをホムラではペンタゴンデザインと呼んでもうひとつのアイキャッチポイントとしているのだ。
高級感あるエッジが効果抜群、伸びやかなデザインでクルマの格をアップ
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このようにスポークエンド部分に加えた新たな造形によってスクエアで角張ったフォルムを表現した2×9R、さらにエッジ感を引き出すための工夫はスポークにも込められている。Y字形状のスポークは角部分がピンと張ってスクエアなイメージを強調、さらにサイド部のエグリ、アンダーカットによる抑揚を持たせることでもスクエアなスポークイメージを表現している。スポークエンドが細くテーパーしてフランジ部分にリムオーバーするスタイリングも美しい。
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そしてスポークのコンケーブデザインにもこだわりが込められている。同じく2×9の進化モデルとして人気を博している2×9Plusとディスクの湾曲具合を比べてみるとその違いが明確だ。2×9Plusのスポークはセンターパートから滑らかに大きなアールを描いてリムフランジへとつながっているのに対して、2×9Rはスポーク中央部あたりで鋭角な折り返しデザインを採用しているのがわかる。曲面で見せる2×9Plusに対して、エッジ感を強調させているのが2×9Rだと言うことがこの一点からでも想像できるだろう。
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さらに細部の造形でも“上質”をキーワードにするホムラならではのフィニッシュが見られる。そのひとつがリムフランジに施されたA.M.T.(レイズの特許技術)によるマシニング文字で、ロゴ処理で質感を一段レベルアップさせることができる手の込んだ仕上げだ。またセンターキャップには黒で締めたレンズの中にRAYSの文字が浮かび上がる構造となっており、プレミアムブランドであるホムラらしい細部の仕上がりにこだわった作り込みも所有感をくすぐるだろう。
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ミニバンからSUV、セダンなど幅広い適合車種を持つ同モデルだが、6穴モデルも用意されるため大型SUVやクロカン4WDへのマッチングも可能。輸入車サイズにも強く5穴、P.C.D.=112はアウディやメルセデス・ベンツへの適合も視野に入れた設定となった。現代流のシャープなエクステリアデザインにフィットする、最新進化形の2×9Rをマッチングさせてみると良いだろう。
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