BMWは現在、主力の『3シリーズ』次期型の開発を進めていると見られるが、その最終デザインをプレビューしよう。3シリーズ次期型の登場は最速で2025年後半、遅れれば2026年と予想される。この世代が内燃機関搭載モデルを設定する最後となるだろう。
BMWブランドで商業的に最も成功した3シリーズの歴史は、1975年の「E21」から始まった。以降、欧州Cセグメントセダン市場を牽引し続け、現在は2019年に登場した第7世代「G20」が組み立てラインを流れている。2022年には大幅改良を受けており、いよいよ第8世代へとバトンタッチされるわけだ。
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3シリーズ次期型のガソリンエンジン搭載モデルは、フル電動モデルの「i3セダン」と併売されるが、相違点がある。前者が「CLAR」プラットフォームの進化版を採用するのに対し、i3は「ノイエ・クラッセ」アーキテクチャに基づいて構築されるのだ。これは同じシリーズ内でプラットフォームを共有する『5/i5』や『7/i7』と大きく異なる点だろう。
KOLESA RUに協力を得て作成したCGには、伸びのあるボンネットフード、短いフロントオーバーハング、長いホイールベースなど、現行世代と似たプロポーションが予想されている。
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フロントエンドには、より薄くワイド化されたキドニーグリルを装備、ボンネットフードはコンパクトになることから、ブランドエンブレムはフードとグリルとの間に配置される。またヘッドライトはシャープなエッジを持ち、その内部には、より鋭く角度あるデュアルLEDデイタイムランニングライトが内蔵されている。
側面は新型5シリーズと同様にシンプルになり、格納式ドアハンドルが初採用されていることが注目だ。後部では、LEDテールライトが高い位置に移動されて、ライトの間にあったナンバープレートが、段差を付けられた下部へ配置されている。
パワートレインはSUV『X3』新型と共有するとみられ、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジン+マイルドハイブリッド、3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジン+マイルドハイブリッドなど、オール電動化される可能性がある。これらの次の世代、2030年以降に登場予定の第9世代のラインナップはBEVに1本化される。