Hyundai Mobility Japan(ヒョンデ)は、新型スモールEVの『インスター』を4月10日に発売すると発表した。デリバリーは5月頃から順次開始される予定だ。
インスターは、ヒョンデにとって国内4車種目の電気自動車となる。「自由を愉しみ、ゆとりを楽しむオールマイティ・スモールEV」をコンセプトに開発された。
最大の特徴は、スモールサイズながら長距離走行が可能な点だ。42kWhまたは49kWhの大容量駆動用バッテリーと高出力モーターを採用し、一充電走行距離(WLTCモード)は「インスター Voyage」と「インスター Lounge」で458kmを実現した。

安全面では、最新の運転・駐車支援システム「Hyundai SmartSense」を搭載。高速道路ドライビングアシスト(HDA)やサラウンドビューモニター(SVM)などがドライバーをサポートする。さらに、ペダル踏み間違いによる急加速を抑制する機能も初採用された。
ヒョンデは、インスターについて「充電頻度の不安によるストレスを感じさせない、ロングドライブを可能にした」と説明している。大容量バッテリーと高性能パワートレーンにより、市街地から高速道路まで高いドライビングパフォーマンスを発揮するという。
また、ボディ剛性やシーリングの強化、空力対策により、騒音・振動の少ない車内環境を実現。国内の道路環境に最適化されたサスペンションやドライブモードのチューニングにより、優れた乗り心地と走行安定性を提供するとしている。
車両本体価格は、「インスター Casual」の284万9000円(税込)からの設定となる。