【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画 #12: 備えあれば憂いなし！　愛車を守るアイテム セキュリティーを装着する

車両盗難・車上荒らしの被害を知る

2008年度車両盗難台数27,515台。この数字をユーザーはどう思うか。ピーク時には64,223台という車両盗難が発生しているが、メーカーの対応やユーザー意識の向上によって件数は減ってきている。では貴重品やカーナビ・オーディオなどを狙った車上荒らしの件数はどうか？　少し古いデータとなるが2006年には10万件を越える車上荒らしが発生している。せっかくインストールした製品がある日突然車上荒らしによって無くなったら？　実際に起こらないと現実味が無いのかもしれないが、毎年間違いなく10万件以上の被害が起きている事をしっかりと理解したい。

狙われているのは高級車？

盗難率の高いと言われているのはハイエースとランドクルーザーの2台。ただしユーザー側も狙われやすい事を理解しているので何らかしらの対策を立てている場合が多いので減少傾向にある。そこで変わりに台頭してきたのがミニバンの存在だ。

300万円以上のクルマを高級車とここでは定義して話を進めると、上の表組みにあるように高級車の比率が下がってきているのが分かる。『高級車じゃないから大丈夫』という気持ちは認識を改めないといけない。では車上荒らしはどうなっているのか、一昨年の車上荒らし平均被害総額は27万円と発表されているが昨年は31万円とアップしている。そして被害対象のクルマは高級車よりもセキュリティーの甘い軽自動車やスモールカーの比重が大きいそうだ。このような事から高級車じゃなくてもセキュリティーの重要性をしっかりと考えなければいけない。

Mycar-lifeデモカーにセキュリティー装着！

1年以上をかけてシステムアップしてきたMycar-lifeデモカーも車両盗難・車上荒らしの事を調べるにつれて必要性を感じてきた。そこでいつもデモカー製作でお世話になっている東京車楽 木村氏に相談すると東京車楽に訪れるユーザーにはカーオーディオを付けるのではなくセキュリティーだけを頼みに来るユーザーも多いそうだ。その理由は自分のクルマに愛着を持ちセキュリティーを付ける事によって安心感を得たいという思いから。カーオーディオを組んでからセキュリティーを施工するユーザーも当然多く理由は同じで自分のクルマを守りたいという思いからだそうだ。車両盗難・車上荒らしは物的ダメージも非常に大きいが、それ以上に精神的ダメージが大きい。ましてや愛着を持った車両なら尚更である。Mycar-life編集部も思いは同じでステップアップするたびに寝ずに作業を取材し続けたデモカーが無くなった事を考えると…非常に辛い。当然企画自体も止まってしまうという理由もあるが。そこで東京車楽が来店したユーザーに勧めているセキュリティーを装着する事にした。

今回取り付けるのはエンジンスターターやレーダー探知機などを開発・販売しているユピテルから発売している『Grgo ZXシリーズ』を選んだ。基本システムにドアセンサー・トランクセンサー・イモビライザー・ショックセンサー・エンジンスターターなどがパッケージされていて、更に木村氏から推薦されたアルミホイールの盗難防止に効果がある『デジタル傾斜センサー』と純正キーレスでもセキュリティーが可能になる『キーレスアダプター』をオプション追加した（装着システム参考金額工賃込み¥200,000～）。作業時間は車種にもよるが平均4～6時間程度だそうだ。

実際に装着したデモカーを使ってみると普段と何も変わらなく使用できるのが嬉しい。しかもセキュリティーを付けたという安心感は予想以上に大きなモノであった。もしも！　の時に備えるセキュリティーをMycar-life編集部はお勧めします。