先週にナビの交換とCDソースユニットを入れた事によってACG2009への準備は整ったので後は上位を目指すための音響調整となる。
改めて昨年優勝車の試聴で聴いたCDをMycar-lifeデモカーでも聴いてみたが、その違いは大きく越えようとしている壁の高さを実感する事となった。
まず感じたのはダッシュボード上に広がるステージングの違いで、縦方向のステージングはお互いに揃っているのだが横方向が全く違った。サウンドステーション CAR BOUTIQUE SHINEのデモカーは左右一杯にトゥイーターの外側までステージがあるのに対してMycar-lifeデモカーだと左はトゥイーターより外側まであるが右側はトゥイーターとほぼ同位置までのステージングとなっている。そうなると音的には左側に引っ張られたような感覚になり若干違和感を覚えてしまう。
その他に大きな違いを感じたのはサブウーファーの存在だ。Mycar-lifeデモカーはサブウーファーを搭載して間もないが、鳴らし込んでいくと鳴りっぷりが非常に力強く変わってきた。そのせいもあってサブウーファーが『僕、後ろで頑張ってます!』と自己主張をしているように感じる。昔話だが小学校の担任に『お前はいつも目立ちすぎだ! そうやっていつも前に出てくるな!』と怒られた事を思いだした。人生もオーディオも協調性が必要。やはり理想的なのは全体に溶け込む低音であって目立つ存在であってはいけない。余韻に膨張感も感じるので何かしらの対応が必要だと感じた。
高域の伸びや解像度、中域の厚みやキレは調整できるレベルだと思うので最終調整時に煮詰めていくとする。まずは初戦を戦ってみてどういう評価を受けるのか? そして対策を考えて次に挑む。一つ一つステップアップすることでコンテストの順位に反映できればユーザーの指針になると思って自分自身も楽しんでいくつもりだ。知れば知るほど楽しくなるカーオーディオの世界をユーザーにも感じてもらいたい。