作りにも音にもこだわりがたっぷりな秀作車両をピックアップしている当コーナー。今週からは、埼玉県の人気ショップ、カスタマイズファクトリーNACKS製作のプリウスにスポットを当てる。“スーパーハイエンド”スピーカーを搭載するゴージャスな1台だ。そのカスタム・コンセプトとは…。じっくりとお読みいただきたい。
インテリアもサウンドも、自分好みに快適に!
結果、超スペシャルなプリウスが完成!!
カスタマイズファクトリーナックスと言えば、“怒濤のカスタム”がウリだ。これでもかと手数を繰り出し、衝撃的なショーカーの数々を完成させてきた名店である。
ところがこのプリウスは、激しいカスタムを信条とするクルマではない。同店製作のカスタム車両の中では異色の1台だ。新境地を切り拓く快作なのである。
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トランクのデザインは、まず“実用性”ありき。荷物がしっかりと積める設計になっている。しかし、カバーを外せば、グラウンドゼロのアンプがお目見え。2枚のアンプを段違いでセットし、クールなルックスを獲得している。ちなみにLEDは“電球色”仕様。これも、高級感を演出するための選択だ。
キーワードは“スーパーハイエンド”。フロント2ウェイスピーカーに、スロベニア共和国発の、“魂のサウンド”を聴かせるというスーパーハイエンド・ブランド、『ZRスピーカーラボ』を採用している。
というわけで、このプリウス。オーディオ・カスタムのコンセプトの中心は、“超ハイエンドサウンドを引き出すこと”にある。
しかしながら、オーディオがすべてではない、ということもこのクルマの特長だ。
そもそものカスタムのきっかけがオーディオではないのである。“インテリアを自分好みに快適にする”ことがすべてのスタート。オーナーはそのためにインテリアカスタムの情報収集に臨み、結果、ナックスに辿り付く。そして、どうせなら音も良くしたい、と考えるに至る。
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使用しているパワーアンプは、グラウンドゼロのハイエンドモデル。もともと裏側がスケルトン仕様になっているモデルなので、1枚は裏返してセットし回路を覗けるようにした。アンプは2chモデルと4chモデルを1台ずつ使っている。
さらにオーナーは、オーディオを取り付けるならもっとも気に入ったものを付けたい、と考えた。オーナーがもっとも気に入ったスピーカー、それが『ZRスピーカーラボ』だったのだ。
もうお分かりだろう。“自分好みに快適にする”ためには、一切の妥協がないのである。サウンドにも、インテリアカスタムにも徹底的にベストを追求する、これがこのプリウスのアイデンティティだ。
オーディオ・インストールにおいてもしかり。音を良くすることと、高級感を引き出すことに徹底的にコダワリを注入している。すべては、“快適”のために。
ポイントは“精度”。
例えばトランク。実用性は外せないので、荷物が積めることを前提にカスタムをスタートさせているのだが、そうなると、ナックスお得意の“曲線”を多様した作りではなく、“直線”主体の作りとなることが運命付けられた。
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サブウーファーにもグラウンドゼロを採用。シンプルなブラック仕上げだが、本革とアルカンターラを使い分け、高級感高くフィニッシュ。アンプラックの左右のメッシュパネルは放熱のためのもの。カバーを載せたときに密室になってしまうので、その時にメッシュパネルから熱が逃げていくようにしている。
実は、“直線”がメインとなると、“曲線”を多用するカスタムとは違った難しさがあるという。“曲線”でカスタムしていくこと以上に、シビアな“精度”が求められるというのである。ファイバーワークを用いないので、最後、パテ成形で形を整えるということができない。設計 & 組み上げにおいて100%の“精度”が必要となるのである。
アンプラックのベース部分、サブウーファーボックス、それらを純正の内装にジャストにはめ込んでいくための“精度”、オーディオユニットの性能を100%引き出すための“精度”、まずはそれらを徹底追求。
その上で、美しい仕上がりにもこだわる。素材に関しても一切の妥協がなく、革はすべて本革を使用。スエードも、最高級品とされる「アルカンターラ」で統一。それらもやはり、“精度”高く丁寧に施工。
こうして、このプリウスの完全無欠なインテリアが完成された。音もカスタムも、群を抜く高級仕様。正真正銘の“スペシャル・マシン”となっているのだ。
さて、次週は、そのインテリアカスタムの詳細をお見せするとともに、オーディオシステムの詳細をお伝えする。お楽しみに。