ルックスとサウンドを両立させた、価値ある1台をご紹介している当コーナー。今月はまず、茨城県の有名ショップ、SOUND WAVEのデモカー、クラウン ハイブリッドをクローズアップする。今回は、コンセプトとトランクのカスタムについて、詳細にリポートしていく。
音とルックスにこだわり、さらには勝負にもこだわる!
ショップの技術とプライドが凝縮した珠玉の1台!
最初に、このクラウン ハイブリッドが何を目的としたデモカーなのか、そこのところから解説していこう。目的は2つある。
1つ目は、同ショップの音作りの確かさをデモンストレーションすること。それも、ハイグレードユニットを使用しての最高レペルのサウンド聴かせようとしている。スピーカーとパワーアンプは、新進気鋭の注目ブランド・『ハーモテック』製。同ブランドは、今年の3月にイース・コーポレーションが主催した“イースセミナー & ショー”でお披露目されたばかりの、日本初上陸のハイエンドブランドだ。いち早く話題のユニットをフル装備し、それらのポテンシャルを引き出して珠玉のHi-Fiサウンドを獲得。それを聴かせようとするクルマなのである。
2つ目の目的は、EMMAで勝つこと。このクラウン ハイブリッドは、デモカーでありながらコンペカーでもあるのだ。
ちなみにサウンド ウェーブは、もう1台、ガチガチのEMMA仕様車を持っている。そのクルマで同コンペの最上級クラスを転戦しているのだが、それに対してこちらは、いわば2ndカーだ。しかしそうは言いつつも、こちらはこちらで十二分な戦闘力を有している。完成度の高いコンペカーを2台も所有するあたりは、さすがはサウンドウェーブ。競技に対する“熱さ”は筋金入りなのだ。
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空間をゆったりと使いながら、直線を基調としてトランクをデザイン。アルミのシルバーが実に効いていて、全体を高級感たっぷりに、かつ、クールに魅せている。厚みのあるアクリルボードが大胆に使われていることも、高級感の演出に一役買っている。
さて、“ハイレベルなサウンドをデモするクルマ”であり“EMMAを闘うコンペカー”でもあるこのクラウン ハイブリッドが、どのようなコンセプトでカスタムされているのかを解説していこう。
カスタムコンセプトも2つある。1つ目は、ハイクオリティサウンドを、視覚効果からもブーストアップさせること。
サウンドをデモする上で、ユーザーにわくわく感を与えることはとても重要だ。音でそれを実行するのはもちろん、見た目でもそれをフォローしよう、というわけだ。
そのためのキーワードは、“高級感とクールさ”だ。アルミパーツを大胆に用いて、リッチなテイストと先鋭的な印象を醸し出すことに成功。さらには、ホワイトとブルーのLEDで、その雰囲気をより強調している。また、要所にアルミのメッシュボードを配していることも注目点。これでもかという勢いで、“高級感とクールさ”を表現しきっている。
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EMMAを勝つためには、“安全性の確保”が重要となる。ケーブル類の保護や確実な固定は特に重要だ。普段から抜かりなくやっていることではあるが、それをより強調した形で仕上げていくのだ。
もう1つのコンセプトは言うまでもなく、EMMAで勝つためのカスタムを施すこと。そのために重要となるのは、“安全性”と“メンテナンス性”。そこにとことんこだわりぬいて細部が作り込まれている。
例えばトランクフロア左右のヒューズ。アクセスしやすい場所にそれを設け、かつ確実にヒューズやケーブルを固定している。
各所に設けられているメッシュボードも実は、“安全性”を高めるためのパーツでもある。それぞれが放熱のための窓になっているのだ。トランクフロアに置かれたアンプの熱は、くり抜かれたロゴ部分からも逃げるのだが、サイドウォールのメッシュ、さらにリアトレイのメッシュ部分からも放出できるように、各所がトランクフロアと通じている。空気の通り道が複数用意されているわけだ(メッシュボードの内部にはファンも設けられている)。
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奥側のウォール中央には、プロセッサーがインストールされている。デザイン的なアクセントとして、敢えてアクリルボードの内側にセット。トランクリッドも、トランク内部とデザインを呼応させながら抜かりなくドレスアップ。
音にこだわり、ルックスにもこだわり、さらには勝負にもこだわって完成されているこのクラウン ハイブリッド。ショップの技術とプライドの塊(かたまり)のような1台なのだ。
さて、次週はフロントのカスタムをお見せしながら、サウンドシステムの詳細を解説していく。次週もお見逃しなきように。