富士重工業は10月28日、開催中の「第44回東京モーターショー2015」において、『インプレッサ 5ドア コンセプト』を世界初公開した。
インプレッサ 5ドア コンセプトは、スバルが次世代モデルの第一弾として位置づける、次期インプレッサをイメージした5ドアスタイルのデザインコンセプトカー。スバルラインアップのエントリーモデルとして、凝縮されたボディサイズ感の中でダイナミックかつソリッドなスバルらしいデザイン要素を大胆に表現しつつ、クラスを超えた質感を融合。インプレッサだけでなく、今後のスバルデザイン全体の方向性を提示する。
フロント、サイド、リヤの各デザインをダイナミックかつソリッドな面構成で繋げ、立体的で塊感のあるボディを構築。5ドアスタイルの凝縮感あるボディ形状の要所に躍動感あふれるキャラクターラインを配し、「安心と愉しさ」というデザイン表現をCセグメントという限られたボディサイズの中で追求した。機能性についても、優れた空力性能を確保することで、スタイリングとの融合を実現。エクステリアカラーには金属本来の輝きを持つ高輝度シルバーを採用し、質感高く仕上げた。
フロントフェイスは「ワイド&ロー」スタンスにより、スポーティな印象を与えるとともに、スバルらしさの象徴であるヘキサゴングリルからシャープなホークアイヘッドランプまでを一体感を持って立体的に構築。フロントからサイドを経由してリヤまで繋がり、各部のデザインが一つの塊となる起点としての役割を果たしている。
サイドビューは、フロントフェンダーからドアパネル・リヤショルダーまでを繋ぐ抑揚豊かなキャラクターラインと、リヤに向けて跳ね上がるドアパネル下部のキャラクターラインにより、ソリッドなボディ表面に躍動感を持たせた。力強く張り出すフェンダーフレアーはスバルAWDがもたらす信頼感を表現している。
リヤビューは、後方まで突き抜ける力強いショルダー、ヘッドランプと共通のモチーフを持ち、かつワイドに表現されたリヤコンビネーションランプにより、フロント同様の「ワイド&ロー」スタンスを表現するとともに、キャビンを絞り込むことで、軽快な5ドアスタイルに一層スポーティな印象を付加している。
ボディサイズは全長4400×全幅1880×全高1440mm、ホイールベースは2670mm、タイヤサイズは235/40 R19。