外観を一新して各部の熟成を図った『NC750X』と『400X』が、ワールドプレミアとしてホンダブースに出品されている。両機種とも、オンロードとオフロードの異なる価値を融合した「クロスオーバーコンセプト」の開発思想に基づいたスポーツモデル。
いずれも外観の一新に伴い、ヘッドライトとテールランプをLED化したほか、ウインドプロテクション効果に優れるウインドスクリーンを新採用している。
ホンダモーターサイクルジャパンの企画部商品企画課 瀧川誠樹氏は、「高速クルージングがより快適になりましたし、750Xでは収納力もアップしました」と、アピールする。
従来モデルに比べ、ウインドスクリーンをNC750Xは上方に70mm、400Xは約100mm高くしたことで、高速走行時の疲労を軽減。
従来のバイクでは燃料タンクの位置を収納スペースに活用していることがNC750Xの特徴だが、21Lだった容量を新型では22Lに拡大しているのも見逃せない。
また、NC750Xについて瀧川氏は「乗り心地が向上したのも大きなポイントです」と付け加えた。フロントフォークは、圧側と伸び側両方の減衰力を比例特性化した「デュアルベンディングバルブ」を採用。リアクッションには、新たに「プリロードアジャスター」を装備している。