アウディジャパンは、11月3日にフォルクスワーゲングループが発表した新たな排ガス不正問題に関して6日、大喜多寛社長の署名による声明を発表した。
VWグループは、欧州で販売された約80万台の車両について、排ガス中のCO2(二酸化炭素)の量を示すデータを不正に操作していたことが社内調査により判明したと発表。対象車両は、ディーゼルだけでなく、ガソリンエンジンも含まれていたという。
この問題についてアウディジャパンは、日本に正規輸入されているアウディ車については対象外であることが確認されたとしている。
また11月2日に米環境保護局(EPA)が発表した、ポルシェやアウディのV6ディーゼルエンジンにも違法ソフトが使われていたとの指摘については、VW社がグループを代表して否定しているとし、当該ディーゼルエンジンを搭載したアウディ車の日本への正規輸入もないと述べている。