トヨタ自動車はこのほど、富士スピードウェイで新型『プリウス』プロトタイプの試乗取材会を開いた。4代目となる新型車は12月の発売となるが、その後のプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の展開も気になる。
プリウスの次期PHVの開発は、新型プリウスの開発責任者である豊島浩二・製品企画本部チーフエンジニアが引き続き担当する。現行のPHVは、外観スタイルをHVと全く同じとしたことなどにより苦戦してきた。そこは豊島氏もよく承知しており、さまざまな所に出向いて顧客の要望を収集してきたという。
どの程度の範囲かは定かでないが、豊島氏は「基本的にHVとは違うクルマにしたい」という。さらに「PHVは電動化車両ではHVの次の時代の柱になるので、しっかりと性能を上げていきたい」とも話す。
投入時期は秘中の秘だが、豊島氏は「HVが新型になって、PHVはいつまでもそのままというわけにはいかないでしょう」と笑顔を見せる。遅くなっても1年以上の間が開くことはないという感触だったが、果たして…。