2代目になったMINI『クラブマン』のターゲットユーザーは、35歳以上で子供がいるファミリーだという。
BMW MINIディビジョンプロダクト・マーケティング マネジャーの岡田信之さんによると、このターゲットとなる属性は、「夫妻の趣味や、子供やその友達とのアクティビティなど、多人数でクルマを使用するケースのほか、パーソナルで使うケースなど、本当にいろいろなニーズが出てくる」と分析。
そして、「例えば夫妻の友人など大人が4人乗るということもあり、ある程度の室内の広さが必要。あるいは、家族で旅行に行く時も一台で行くので、3、4人乗ってきちんと荷物が積めるなどのニーズがクルマに対して出てくる」という。
そこで、MINIとしては、「プレミアムスモールセグメントのMINI 3ドア、5ドアよりも一回り大きいセグメントに注目し、これらのニーズを満たせるクラブマンで、プレミアムコンパクトセグメント市場に参入することになったのだ」とコメント。
新型クラブマンは先代より「室内が広く、乗り降りもしやすく、荷室も広い。また、見た目にもよりゆとりや上質さが一層感じてもらえるだろう」とし、「これまでMINIを比較されてこなかった方にも検討してもらえるのでは」と述べる。
一方、MINIのシリーズには『クロスオーバー』がある。そことの関係について岡田さんは、「こちらはSAV(スポーツアクティビティビークル)なので、視点が高く、クリーンディーゼルをメインにラインナップにするなど、よりクロスオーバー的な位置づけになる」という。ユーザー層も、「(クラブマンより)もう少し若い、ヤングファミリーの方も多く購入している」と明確に違いがあることを強調した。