2015年、ルマン24時間耐久レースを含め、WEC(世界耐久選手権)で活躍したアウディ。同社が、2016年型マシンを発表した。
これは11月30日、アウディモータースポーツがドイツ・ミュンヘンで開催した「Audi Sport Finale」の場で明らかにしたもの。2016年シーズン用の『R18』を初公開している。
2016年シーズン用のアウディR18では、ターボディーゼルエンジン「TDI」の効率性を向上。ハイブリッドシステムにも改良を施し、従来のフライホイール方式を改め、リチウムイオンバッテリーに電力を蓄える。
外観は、エアロダイナミクス性能を引き上げる変更を実施。アウディによると、軽量化に関しても、次なる段階へと進化させているという。
アウディモータースポーツのヴォルフガング・ウルリッヒ代表は、「新しいR18を擁し、アウディはルマンにおいて世界で最も成功した自動車効率技術のTDIにこだわり、モータースポーツに全力で取り組み続けていくという明確なサインを示す」とコメントしている。