フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは11月上旬、米国でおよそ9万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、エンジン部品の不具合が原因。フォルクスワーゲンオブアメリカによると、エンジン部品のカムシャフトローブが、エンジンの出力やブレーキの制動力を低下させる可能性があるという。
リコールの対象になるのは、2015‐2016年モデルの直列4気筒ガソリンターボの排気量1.8リットルと2.0リットル搭載車。
具体的には、『ゴルフ』、『パサート』、『ジェッタ』、『ザ・ビートル』などが該当する。
フォルクスワーゲンオブアメリカでは、対象車を保有する顧客に通知し、販売店でリコール作業を行う。同社は、「この不具合による負傷者の報告はない」と説明している。