ダンボールでランボルギーニの実物大模型『ダンボルギーニ』を造った今野梱包の今野英樹社長は、4月8日に都内で行われたトークイベントで、新たなダンボルギーニの制作に着手し、6月下旬には完成するとの見通しを明らかにした。
今野社長によるとダンボルギーニは「(東日本大震災の被災地)女川や石巻への導線にしていきたいという思いで構想から3年。1分の1の制作をスタートしたのが去年の5月で、そこから約6か月で完成させた」という。
なかでも「一番難儀したのはタイヤのデザインだった。リアリティを出すにはどうすれば良いのかとか、それでかなりスタッフも挫折感を味わいながら一本目を造って、それから徐々に軌道に乗って全体像までいけた感じだった。造り換えたパーツの数は相当なものになる」と振り返った。
苦心した末での初代の完成だが「実物を見たことがないまま作成した」と今野社長は明かす。このため「(初代完成後に)ランボルギーニの実車を何度か目にする機会に恵まれたが、実物と比べてみるとあそこが違うとか、ここがもう少しこうではないかとかなり悩まされた」という。
そこで「各パーツのディテールを全部見直して実車に近づけたハイクオリティなバージョンの制作を6月下旬の完成を見込んでスタートし始めた」と述べた。
今回のトークイベントは高級輸入中古車の販売を手がけるロペライオが同日、東京・南青山に開設したショールームで行われ、ロペライオの早水彰会長は2代目ダンボルギーニの同ショールームでの展示を今野社長に要請。今野社長は「そうなれるように頑張る」と応じていた。