4月10日に群馬県・群馬サファリパーク第2駐車場にて開催された『ACM 群馬』レポートの後編です。
NISSAN・ノート(オーナー/由井浩之さん)by くるまや工房







由井さんの愛車、ノートは、ソースユニット(カロッツェリア・サイバーナビ)以外をボストンアコースティクスで固めるというコダワリの1台。使用ユニットは以下のとおり。パワーアンプには、GT-475(4chモデル)を2台用いて、フロントスピーカーにはボストンプロを採用し、サブウーファーには12インチモデルがチョイスされている。ボストンの魅力は、「女性ボーカルの艶っぽさ」だという由井さん。約3年前にそこに魅了され、以後、フルボストンを貫いてきた。当システムが完成したのは去年の4月。大がかりなリメイクを3回行い、ここまでに仕上げたとのことだ。その音は確かに、ボーカルの艶っぽさが好印象。温かみのあるサウンドが堪能できた。
MAZDA・CX-5(オーナー/新井隆之さん)by トゥビースタイル







新井さんはCX-5で参加した。システムはビーウィズとフォーカルの組み合わせで構成されている。信号読み取りから増幅までをビーウィズのユニットで行い、スピーカー群はフォーカルで揃えるという内容だ。具体的にはソースユニットがMM-1D、プロセッサーがSTATE A6×2台、パワーアンプがR-107×7台、そしてフロントスピーカーがユートピアの3ウェイ、サブウーファーがK2シリーズという陣営だ。当システムが完成したのはなんとイベントの前日。今回のリメイクでは、フロントスピーカーが変更された。それにより、情報量が増え、広がり感も増したとのことだ。実際に聴いてみると、なるほど情報量が多く、繊細できめ細やか。質感の高さも光っていた。
MAZDA・MPV(オーナー/永井光俊さん)by サブライム






永井さんの愛車、MPVは、イベントの1週間前にシステムが完成したばかり、とのことだった。今回のシステムアップでは、プロセッサーをヘリックス・DSP PROへと換装したという。使用ユニットは以下のような構成となっている。ソースユニットは、カロッツェリアX・RS-D7Xlllとソニーのウォークマン、パワーアンプにはカロッツェリアX・RS-A99X(トゥイーターとミッドレンジ用)とRS-A09X(ミッドウーファー用)、さらにカロッツェリアPRS-D700(サブウーファー用)を1台ずつ使用している。スピーカーはすべて、カロッツェリア1000RSシリーズで統一する。その音は、とにかく緻密で繊細。密度が高く、コクがあり、充実感に満ちていた。
HONDA・レジェンドクーペ(オーナー/久保哲也さん)by ゼロビット






ガワのインパクトが抜群な久保さんのレジェンドクーペ。スピーカーインストールをショップに任せ、その他の大部分は自作で楽しんでいるという。ちなみ久保さんはこのクルマでジムカーナにも参戦。全方位的にカーライフを楽しんでいるというわけだ。搭載システムは以下のとおり。ソースユニットがアルパインのCDデッキとソニーのウォークマン、プロセッサーがヘリックス・DSP PRO、パワーアンプがイートン(計4台)、そしてフロントスピーカーがフォーカル、サブウーファーがロックフォードのP3という布陣が敷かれている。その音は、情報量が多く、解像度も高い、ハイレベルなHi-Fiサウンド。耳あたりも心地良く、聴き応えあるサウンドが満喫できた。
HONDA・ザッツ(オーナー/河村祥太郎さん)by lcサウンドファクトリー







小粒な車体に、ひときわ巨大なサブウーファー、ロックフォードのT3を果敢にインストールしてある、河村さんのザッツ。使用ユニットは以下のとおり。ソースユニットがカロッツェリアのディスプレイオーディオ、FH-9200DVD。それ以外はすべてロックフォードで固め、プロセッサーが3SIXTY.3、パワーアンプがT1000-4adとT2500-1bdCP×2台。前者でフロントスピーカーをマルチドライブし、後者でT3一発を鳴らしている。フロントスピーカーはパンチプロの8インチ2発+ブレッドツイーターという構成だ。そのサウンドは、何はさておき低域の力強さが異次元レベル。どこまでも重く、そしてタイトだ。T3の凄さを、体の芯から感じ取ることができた。